「赤帽さんは、どこへ頼んでも皆同じなんでしょう?」、とお思いですか?
本来なら、良い意味でどこの赤帽も同じでなければならないのですが・・・。
「赤帽」は軽貨物運送業者、これは多くの方がご存知かと思います。ただ、詳しい内容となると、意外と誤解されている点があるようです。「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」等ネット上でも誤った記述が多くあります。ご自身が実際にご覧になった赤帽の様子や、御利用になった方からお話を聞き、それを全体像(赤帽皆が同じである)として捉えている方も多いことでしょう。1990年開業、現役の赤帽(当サイト管理人)が、事実を書かせていただきます。
街中を走る赤帽車。皆、ドアに「赤帽」と書かれていますが、よく見ると後に続く運送店名がそれぞれ違います。当店は、赤帽西陣運送です。
■会社ではなく、協同組合(個人事業主の集合体)
我々は「赤帽」という会社に雇用されている社員ではありません。「赤帽」は会社組織ではなく協同組合で、各運送店は組合員です。車両の維持管理から様々なリスクといった、経費も責任も全て自ら背負う自営業者であり、売上(収入)の保証はありません。コンビニ同様FCの一種ですが、大多数が個人事業主です。
※有限会社等法人化をしていないのに「当社」「弊社」と宣伝している赤帽運送店(組合員)を見かけますが、厳密には誤表記です。
同じ「赤帽」でも、それぞれが独立採算により営業しているわけです。全国の府県単位に組合(青森県組合・京都府組合等)があり、「東京 神奈川 千葉 埼玉」のみ、一都三県で「赤帽首都圏組合」を形成しています。当店は、この赤帽首都圏組合千葉県支部に所属します。(北海道組合は破綻し、分割・再出発しています。)
■営業は、組合員の自由
当然、組合規則もあり、我々はそれを遵守するよう、本部・支部から指導を受けています。しかし、赤帽開業に際し試験があるわけではなく、形式的な「研修」だけで、後は自由に営業が出来るようになっています。そのせいなのか、個々の組合員の「営業方針」は、まちまちです。「赤帽」をご利用なさった方同士で「良かった」「良くなかった」と評価に差があるなら、これらが原因です。どの組合員でも全く同様に仕事をこなすわけではなく、取り扱う業務範囲もそれぞれ異なります。
例としては、
A店=貸切便・定期配送/B店=貸切便・引越し/C店=貸切便・引越し・定期配送・宅配
D店=貸切便のみ/E店=定期配送・宅配、という具合です。
年齢・体力・経験・技量等により、扱う業務は各店(組合員)が決めています。また、「扱う」と謳っていても、内容によっては対応しないこともあります。つまり、「ウチでは出来ません。」とお断りすることがあっても、組合の規約に反する行為でない限り、問題とはなりません。
■バラつきのある、対応と手順・作業品質
特に引越し作業については、各店により対応の差が顕著です。
大型家具家電がある、吊り作業、4階・5階での階段作業など、業務そのものを引き受けない赤帽運送店があるのは、上記の理由によるものです。高齢者が多いのも原因ですが、経験ないが故に自己流の引越し作業を行う組合員も多くおり、トラブルに繋がることもあります。また、会社組織ならば教育される、接客姿勢や電話応対なども、各組合員の方針ひとつのため、お客様側からすれば「当たり・ハズレ」の差が大きいということになるでしょう。
制服の着用・赤帽車へ運送店名の表示、これらは組合規則であるばかりか、後者は法的義務でもあります。赤帽を見かけたら、ぜひチェックしてみて下さい。第一印象は大切ですし、ルールを守るのは言うまでもないことなのですが・・・。
■「赤帽西陣運送」は“検索結果”に名前がないが、ニセモノなの?
赤帽連合会HPの「組合員検索」〜「あかぼうサーチ」には、実は掲載されていない赤帽組合員の方が、圧倒的に多いのです。
―えっ?なんで?
これは、連合会から斡旋された、Akabou-Net(簡易HP作成システム)へ加入している組合員のみが対象のためです。「組合員名簿」としての検索エンジンではありません。
HPを運営していない組合員・自己運営の組合員・外注運営(業者へ委託)の組合員、これらは全て「あかぼうサーチ」の対象外となっています。
→実際には「Akabou-Net加入組合員の検索」であり、赤帽全組合員を網羅しているのではない旨の注記がないため、一般の方には区別が付かないと思われます。「あかぼうサーチ」の“検索結果”に名前がなくとも、正規の組合員は多数存在します。